お役立ち情報  Vol.69   2006年10月7日

              「 ネットショップの危機管理。 」
今年8月下旬、日本最大手のショッピングモール「楽天市場」で、下請けの会社の不注意により大規模なシステム障害が発生しました。 その結果、楽天市場で相当数の店舗が正常に営業できなくなり、自動的に「改装中」と表示されてしまったり、メルマガが配信できなくなるなどの支障が生じました。 店舗にとっては、大きな災害です。

目 次
ネットショップ運営のリスク回避の為の対策とは・・・。
2大モール「楽天市場」と「Yahoo!ショッピング」出店別メリット比較
今週のひと言 〜 草のにおい 〜
■ ネットショップ運営のリスク回避の為の対策とは・・・。
  「楽天」のような事件は、モールに限らず、独自サイトでも起こりえます。 システムは突発的な問題に巻き込まれても安心した経営・営業を維持するためには、リスク分散を考えておきましょう。 リスク分散を具体的に言えば、他店舗展開ということです。

「楽天」とのみ契約している場合、もうひとつの主要モール「Yahoo!ショッピング」に出店するなど、双方少し客層も異なり、売れる商品の特性も異なる為、両方を活用すれば、さらに販売に幅が生まれます。
独自ドメインでサイトを運営している経営者の皆さんには、売りあげに貢献できるであろう環境を提供してくれる「楽天」か「Yahoo!ショッピング」のまず、どちらかに出店するのも、いいと思います。

「楽天市場」や「Yahoo!ショッピング」などのモールに出店する事により、新しい経験を積み、情報を学習する機会も増えます。 この事が、将来の危機を予測し、対応の備えにもなるかもしれません。 これも広い意味でのリスクヘッジです。 戦略を持った適切な多店舗展開は、経営のリスクを分散し、新たな市場を開拓できる可能性も秘めています。

■ 2大モール「楽天市場」と「Yahoo!ショッピング」出店別メリット比較

楽天市場 Yahoo!ショッピング
商品点数 商材の数はどれくらい用意すべきか? 【○】
専用の商品検索システム「楽天サーチ」で、露出機会が増えることから、多い方が望ましい。
【◎】
Yahoo!JAPANから検索される機会がある為、商材が多ければ、非常に有利。
ブランド
商品販売力
知名度の高い人気商品が売りやすいか? 【○】
商品比較が容易な為、価格に競争力が必要。
【◎】
Yahoo!JAPANと連動するモールの為、ブランド製品は有利。
ノンブランド
商品販売力
知名度の低い無名商品が売りやすいか? 【◎】
メルマガ、ランキング、広告等、独自の販促ノウハウがあり、ノンブランド商品に最適。
【△】
モールでの販促に効くメールマーケッティングで後発だが、これから期待。
販売促進手段 各種広告等、販売手段として何が行えるか? 【△】
かなり限定され、モール内広告が主。
効果測定がしにくく、当たり外れが大きいのが欠点。
【○】
モール内広告や、アドワーズとオーバーチェアのリスティング広告が可能。
売上げ課金 出店料のほか、売上げに対して課金されるか? 【△】
100万円の売上げに対し、約9万円課金される。
【○】
100万円の売上げに対し、約6万円課金される。
運営作業の負担 運営にどの程度の作業量が必要か? 【△】
懸賞、メルマガ配信など、販促も含めて、かなりの作業量。
【◎】
商品の更新作業が中心。作業量は少ない。
市場の独自性 モール自体に独自の市場性があるかどうか? 【◎】
「楽天市場だけで買う」顧客層がおり、出店=新規市場につながる。
【○】
独自サイトと共通。
Yahoo!JAPANに頼る層の市場が存在する。
顧客情報の保有権 顧客情報やリストの保有権はだれにあるのか? 【×】
楽天市場が保有。
楽天のシステム外で利用不可。
【×】
Yahoo!ショッピングが保有。

参考資料「月刊ネットショップ&アフェリ」より

今週のひと言
  稲刈りの時期です。 スーパーやネットショッピングサイトでも、新米のPR広告が目立つようになりました。 私の住んでいる町(福岡県那珂川)は、住宅街の所々に田んぼがあり、稲穂が重く垂れている姿があちこちで見られ、イチョウ並木と黄金色の稲で、町はすっかり秋色です。

先日、駅までの道すがら、コンバインで稲刈りをしている田んぼがありました。 近くを通ると、草のにおいが、私の脳を癒してくれます。 草のにおいは、安心感や穏やかさを誘いますね。 風も少し冷たく感じます。 色々な秋の食材も出揃ってきました。 美味しい物で太らないように、気になる季節でもあります。